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規矩 [映画]

先週「王妃の紋章」を観てきました。

DVDで観た時はちょっと受け付けないタイプの映画だなと思っていたのですが、試写会や映画館に足を運ぶうちに少し見方が変わってきました。

王の規矩へ執着。秩序を守ることは権力による支配体制を維持すること。絶対権力者である王自身もその権力に縛られて身動きが取れなくなっていることに皮肉と哀しさを感じました。

第一王子も精神的な弱さも持ち合わせ、中々断固とした態度を取ることができず、故に手に余る事態に翻弄され、悲劇に巻き込まれていくという実に人間くさい役柄で中々魅力的でした(あの豊太郎と違う点は自分なりに何とか事態を解決しようと試みたことでしょう)

第三王子は唐の高祖の正室の四男(三男は夭折)、斉王李元吉とかぶって見えてしまいます。醜悪な容貌を母にうとまれ、父や兄(建成はともかく、世民は冷たかった?)からは可愛がられたものの、優秀な兄二人におそらく屈折した感情を抱いていたであろうところなど似ています。第一王子を刺してしまう場面は玄武門で世民を殺害しようとしたシーンを連想してしまいました。ただ、元吉は完全にフォローしようのない人物なので同情心は全く感じませんが(-_-;)

お昼のランチは東劇お向かい松竹ビル2階の台湾海鮮でいただきました。普通のランチの他に1000円台の飲茶ランチなどあって、中々お手ごろです。映画と連携すれば良いのに…と考えないこともないのですが、あの結末を思い出してしまうと食事をするのは何だか複雑ですね。

追記: コン・リー演じる王妃は隣国の王の娘なのでしょうか?ユンファ演じる王が姻戚を利用し彼女の父の王朝を乗っ取った、とする方が黄金甲の兵士たちが第二王子を命がけで守ろうとするなど、全ての展開に納得が行くのですが?
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