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とある映画の物語 [映画]

3年ほど前、日本の漫画を原作にした香港映画が製作されました。撮影中天候不良に見舞われるなどアクシデントはあったものの、ほとんどは順調に進み、後は公開を待つのみとなった頃、思わぬ事態が発生しました。中国国内で反日デモが起こったのです。

矛先は日本大使館、日系企業、日本人のみに留まらず、日本と関わりのある中国人にも及んだのでした。日系企業とCM契約のある芸能人が大衆の威を借りたマスコミやネット上での非難にさらされ、契約破棄を迫られることもありました。

当然この映画も対象となりました。現地の有名スター達が出演していたことも手伝って、マスコミやインターネットでは「即座に公開を中止し、監督、出演者、スタッフ一同謝罪しろ」と激しい論調で書きたてました。これに対し、監督や出演者は毅然と対応しました。彼らはただ、自分達がこの映画を大事に思っていること、多くの人に見て欲しい、ということを伝えました。正直、この時はその態度に感嘆すると共に、かなり冷や汗ものでもありました。もっとも、先方は百戦錬磨の映画人、冷静にものごとを見ていただけも知れません。結局、映画は予定通り公開されアジアで大ヒットすることとなりました。

映画は日本でも公開されました。ただし、ほとんどの映画館では日本語吹替え版、主題歌及び挿入歌も日本のものに差し替えという状態でした。原作漫画との内容の違い(確かに)や登場人物と出演者のイメージが違うと批判する人がいましたが、私はこの映画が結構好きです。























かなり辛辣に貶す人もいますけれど^_^;


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  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • メディア: DVD



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